世界平和の鐘

「世界平和の鐘」は、戦争の悲惨さと平和の重要性を伝えるために設置された国際的なシンボルです。この鐘は、第二次世界大戦後に日本人である中川千代治氏の提唱により製作されました。製作には当時の国連加盟国98か国から提供されたコインやメダルが使用され、平和への願いが込められています。

2023年6月には、サンマリノ共和国の旧市街中心部に「世界平和の鐘」が設置されました。このプロジェクトは、サンマリノと日本が平和の理念を共有し、その重要性を世界に発信するための取り組みとして行われました。

歴史と背景

「世界平和の鐘」は、1954年に初めてニューヨークの国連本部に設置されました。その後、日本国内では最北端の稚内市や最南端の石垣市をはじめとする多くの地域に鐘楼が設置され、現在では世界27箇所に広がっています。

2018年10月、「世界平和の鐘」設置30周年記念事業「ピースベルアイランド・イシガキ2018」において、サンマリノ共和国特命全権大使マンリオ・カデロ閣下と石垣市長が、サンマリノに「世界平和の鐘」を設置することを約束しました。この約束が実現し、2023年6月に正式にサンマリノ共和国へ設置されました。

サンマリノでの設置

サンマリノ共和国の旧市街中心部に設置された「世界平和の鐘」は、その歴史ある街並みに調和しながらも、訪れる人々に平和への思いを伝える重要な存在となっています。この鐘は、鐘楼に設置され、響き渡る音が平和への願いを象徴しています。

意義とメッセージ

「世界平和の鐘」は、戦争の教訓を忘れず、未来へ平和をつなげるための重要なメッセージを発信しています。サンマリノでの設置は、日本とサンマリノ共和国の友好関係を象徴するとともに、国際社会における平和の重要性を改めて訴える役割を果たしています。

アクセス

Bell of Peace Salita Alla Rocca, 41, 47890 Città di San Marino

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